売上高100億円を目指す「北欧、暮らしの道具店」のクラシコム 2024年7月期も好決算で投資拡大へ
クラシコムの本社(画像=「セブツー」より引用)

ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは9月13日、2024年7月期の通期連結決算を発表した。売上高は70億1200万円、営業利益は10億8300万円、親会社株主に帰属する当期純利益は7億8500万円だった。クラシコムは2023年8月にファッションブランド「フーフー(foufou)」事業を手掛けるfoufou社を連結子会社化したことにより、今期から連結決算に移行している。

個別業績では、売上高は66億7700万円(前年比10.1%増)、営業利益は10億6500万円(同10.3%増)、当期純利益は7億8200万円(同12.5%増)と増収増益だった。

「北欧、暮らしの道具店」の公式アプリは、ダウンロード数が累計で約379万を達成しており、アプリ経由での注文数が全体の約67%を占めるまでに成長している。YouTube公式チャンネルでは60万人を超えるチャンネル登録者を有しており、こうした圧倒的な会員数がクラシコムの強みのひとつだ。

また、商品の企画力や開発力も同社の強みで、今期も多くのヒット商品があった。アパレルでは定番商品に新素材を取り入れた「秋いちボトムス」や、セットアップやオールインワンなどがヒットし、コスメではスキンケアアイテム「シンボリックオイルインミスト」が発売から1カ月で完売した。

クラシコムの2025年7月期の連結業績予想は、売上高は80億円(前年比14.1%増)、営業利益は6億8000万円(同37.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億5000万円(同42.7%減)としている。クラシコムは2027年7月期に売上高100億円を目指しており、投資を拡大していくとしている。2025年7月期も5億円程度の投資を予定している。