走行性・安全性に優れ、コンパクトなボディが人気のプロボックス。主に社用車として、ビジネスシーンで活躍しています。プロボックスは、2014年に5ナンバーのワゴンが廃止となり、現行のモデルは、4ナンバー(小型貨物自動車)のバンのみとなりました。4ナンバーの車は、毎年車検を受けなくてはなりません。また、3ナンバーの普通乗用車とは、重量税額や自賠責保険料が異なります。この記事では、4ナンバーのプロボックスの車検費用の目安や、その内訳を解説します。車検費用を安く抑えるポイントも紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね!
プロボックスの車検費用相場
車検費用 | 内訳 | ||
44,050円~59,650円※ | 基本料 | 13,000円~28,600円 | |
法定費用 | 自賠責保険料 | 12,850円(12か月) | |
重量税 | 16,400円(1年) | ||
印紙代 | 1,800円 |
※車検基本料の相場は大手車検業者(マッハ車検、ホリデー車検、らくらく車検、コバック車検、車検の速太郎、アップル車検)の車検基本料金より算出
※別途整備料金がかかる場合があります
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プロボックスの車検費用の内訳とは?
車検費用の内訳は、主に「基本料金(検査代行料)」「法定費用」「整備料金」の3つです。
法定費用は車種やグレードによって一律に定められています。ただし商用車の場合、車検の期間が自家用車と違いますので、税額や保険料の感覚がつかみづらいかもしれません。特に自賠責保険料は、期間の長い契約ほど割安になりますので、よく確認をしてくださいね。
一方、基本料金と整備費用は、業者や車の状態によって異なります。
まずは、プロボックスの車検に必要な費用の内訳を見ていきましょう。
車検基本料金には、主に以下の項目が含まれます。
- 車検点検料
- 検査料
- 車検代行手数料
- 人件費
- 代車料 など
基本料金は、各業者が提供する点検・検査の内容やサービスの費用です。一般的に、軽自動車は比較的安く、大型車や高級車ほど高額になる傾向があります。また、車検を依頼する業者によって、金額が大きく変わる部分です。
さらにサービスの種類や内容も、企業によって違います。じっくり比較して、自分にあったサービスを選んでくださいね。
自賠責保険は、車を登録した人が必ず加入する強制保険です。交通事故で他人を死傷させた場合の、賠償責任をカバーします。商用車両は一般的に走行距離が長く、事故リスクが高いと見なされるため、自家用車よりも保険料が高くなります。
プロボックスは、4ナンバーです。一般的な社用車として使用する場合、「自家用車」として登録されます。4ナンバーの自家用車の場合、保険期間は25か月から1か月の範囲で選択可能です。
金額は地域によって異なりますが、東京では、25か月で20,950円、1か月で5,850円となります。
重量税は、車両の重量に基づいて課税されます。車両が重いほど、税額は高くなります。4ナンバーの車は毎年車検が必要ですので、税額も1年分で計算します。自家用車とは異なりますので、注意しましょう。
重量税額の違いについては、のちほど詳しく見ていきます。
印紙代は、車検証に貼付する収入印紙の費用です。これは車検証発行に対する手数料として、必要となります。
金額は車種や、新規か継続かによって異なります。また、指定工場以外で車検を受ける場合には、別途証紙代が加算されることがあります。
整備料金は、車検時、最も変動が大きくなる費用です。整備費の主な内訳は、以下のとおりです。
- 車体の状態
- 車の年式
- 走行距離
- 整備を行う場所
定期的なメンテナンスを行っている車は比較的低コストで済みます。一方で、整備不良や長期間メンテナンスを怠った車は高額になることもあるかもしれません。こまめなメンテナンスが、車検費用を抑えるコツですよ!
また、年式が古かったり、走行距離が長かったりすると、整備作業が多くなります。部品の交換等が必要な場合、その費用も必要です。特にハイブリット車は特有のパーツが多く、部品代が高額になる傾向にあります。
整備に不安があるときや、長く乗りたい愛車の車検は、ディーラーに任せるのが安心です。隅々まで丁寧に点検してくれるほか、予備的な部品交換も行います。ただし、その分費用は高くなります。
それほどメンテナンスが必要なく、費用を抑えたいというときは、ガソリンスタンドや車検チェーンの利用がおすすめ。費用と内容を確認し、車の状態にあった車検を選びましょう。
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プロボックスの年式・グレード別の車検費用相場
それでは、年式やグレードが違うと、プロボックスの車検費用がどのくらい変わるのでしょうか。ここでは年式やグレードごとに、プロボックスの車検費用の違いや目安を見ていきましょう。
プロボックスの年式別の車検費用相場
プロボックスの年式別車検費用の目安は、以下のとおりです。
年式別プロボックスの車検相場 | |||
車検費用相場 | |||
合計 | 車検基本料金 | 法定費用 | |
13年まで | 44,050円~59,650円 | 13,000円~28,600円 | 31,050円 |
13年超 | 50,450円~66,050円 | 13,000円~28,600円 | 37,450円 |
18年超 | 52,850円~68,450円 | 13,000円~28,600円 | 39,850円 |
※別途整備料金がかかります~
年式によって車検費用の差が出るのは、重要税が増額するからです。新車の登録から13年・18年を超えた車は、重量税が上がります。長く乗った車ほど劣化も激しく、安全上の危険が大きくなりやすいと考えられるからです。
プロボックスの年式別重量税は、以下のとおりです。
登録からの期間 | 重量税額 |
13年未満 | 16,400円 |
13年から18年 | 22,800円 |
18年以上 | 25,200円 |
ただしプロボックスを商用車として登録した場合には、自家用車より、重量税が安く設定されています。同じ重量区分の自家用車が年間16,400円なのに比べ、商用車の重量税は10,400円です。2年分で計算しても、半分以下ですね!
一方商用車は、自賠責保険料が自家用車より多少高くなります。
年式が古い車は、整備費用等も増加します。主要なパーツ等は10年も使用すれば交換が必要ですから、整備費だけで10万円以上かかるケースも珍しくありません。さらに年式が古い車は、燃費が落ち、日常的な維持コストも高くなっていきます。
古い車の車検費用が気になるときは、買い替えもあわせて検討するとよいかもしれませんね。
プロボックスのモデル・グレード別の車検費用相場
現行のプロボックスにはガソリン車とハイブリット車がありますが、いずれもエコカー減税の対象ではありません。また、重量は、どのモデルも1.5tから2tの範囲です。
したがって、現行車では、グレードやモデルによる法定費用の差はありません。ただし、車種によって、交換部品や整備、点検の作業料などに差が出ることはあります。
車検費用を安く抑える方法
車を保有している以上、車検費用は、定期的な出費です。必ず支払うお金だからこそ、できれば安く済ませたいですよね。
車検費用のうち、基本料金と整備料金に関しては、ポイントを押さえることで料金を安くすることができます。
ここでは、車検費用を安くするための2つのポイントをまとめました。
楽天Car車検などポータルサイトで複数の業者を比較する
車検費用を安く抑えるポイントのひとつめは、楽天Car車検などポータルサイトを利用することです。
車検費用を抑えるためには、まずは複数の業者から見積もりを取り、適正な価格を知っておかなくてはなりません。そんなとき、複数の企業を簡単に比較できるポータルサイトはとても便利です。
ポータルサイトでは、たくさんの業者の中から自分にあった業者を探し、一括で見積もりを請求することができます。
そのほか、ポータルサイトのメリットは、以下のとおりです。
- 料金や整備内容など、優先したい項目ごとに適した業者を探せる
- 優先したい条件で業者同士を検索し、特徴を確認しながら検討できる
- 利用者の口コミやレビューが見られる
- 隙間時間で利用できる
同じチェーンの車検店でも、店舗によって評判や特徴が違います。口コミやレビューがチェックできるのも、ポータルサイトのよいところです。
車検チェーン・ガソリンスタンド車検を利用する
「特に念入りな検査・点検は希望しない」「車の状態が良く、簡単な確認だけで大丈夫」というケースでは、最も費用が安い車検チェーンやガソリンスタンド車検が適切です。
チェーン店やガソリンスタンドでの車検は仕上がりまでが早く、その日のうちに車を受け取るサービスもあります。手軽に、空いた時間でパパっと車検を済ませたい人にもぴったりです。
そのぶん、ディーラーでの車検に比べると、点検が簡略化されたり、部品交換に純正でない商品を使用したりすることがあるのがデメリット。ディーラー車検は価格面では比較的高めですが、メーカーの専門家による高品質な車検が受けられます。純正部品にこだわりたい場合にも、ディーラーに見てもらうのがおすすめです。
プロボックスの車検料金の目安を、ディーラー車検と車検チェーン・ガソリンスタンド車検で比較すると、以下のようになります。
車検の種類 | 車検料金相場 |
ディーラー車検 | 100,000円~150,000円 |
車検チェーン | 50,000円~100,000円 |
ガソリンスタンド車検 | 40,000円~80,000円 |
車検チェーンやガソリンスタンド車検は、日頃から定期的にメンテナンスを行っている人に向いています。一方で、車の状態が不安なときは、この機会にメーカーのディーラー見てもらうとよいでしょう。
自身のニーズと予算に合わせて、最適な車検を探してくださいね。
プロボックスの車検費用が高いと感じたら、買い替えも検討してみては
「プロボックスの車検費用って、思ったより高いな」と感じたら、買い替えのタイミングかもしれません。
重量税は、13年・18年のタイミングで増額となります。また、整備費もかさんでいきます。
新しい車両に買い替えると、メンテナンスや車検の費用を抑えられるだけでなく、燃費性能の向上や最新の安全機能を享受できることもメリットです。
買い替えを検討する際は、MOTA車買取の利用がおすすめです。MOTA車買取では、複数の業者の買い取り価格を、簡単に一括比較できます。査定価格に納得できなければ、売らなくてもOKです。
ネットで手軽に愛車の価格をチェックできるMOTA車買取を、ぜひ活用してくださいね!
プロボックスの車検費用相場のまとめ
プロボックスの車検費用では「基本料金」「法定費用」「整備料金」の3つが大きな要素でした。こうした金額は、車のナンバー、グレード、年式、そして選択する業者によって大きく変わります。
さらに法定費用のうち、重量税は13年・18年を境に増加します。年式の古い車は整備費もかさむ傾向にあるので、車検費用が高額に感じたら、買い替えも視野に入れると良さそうです。
費用を抑えて車検を受けるには、楽天Car車検などのポータルサイトが便利!
複数の業者から見積もりを取得することで、適正価格を知ることができます。車検チェーンやガソリンスタンドでの車検は費用が安いことがメリットで、ディーラー車検は丁寧な点検・整備が特徴です。
また、車検費用が高額になりそうなときは、思い切って買い替えも検討してみましょう。MOTA車買取なら、隙間時間で、希望にあった車を探せます。
車検は法律で定められた重要な検査。安全性と車の長期的な維持のために必要なメンテナンスのひとつです。
複数の業者から見積もりを取り、じっくり比較検討することで、満足のいく車検を見つけてくださいね。