三陽商会は10月4日、2025年2月期の中間期決算を発表した。売上高は279億200万円(前年同期比0.9%減)、営業利益は5億9900万円(同16.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は4億5700万円(同38.5%減)と減収減益だった。
三陽商会は同日、発行済み株数の8.65%にあたる101万株、取得価格の総額は30億円を上限に自社株買いを実施すると発表。この発表を受けて、10月3日の終値が2394円だった三陽商会の株価は2646円で取り引きを終え、前日比10.53%プラスとなる大幅な上昇となった。出来高は前日の約15.6倍の95万4800株で、東京証券取引所でこの日トップの上昇率となった。
三陽商会の通期での連結業績予想は、売上高は625億円(前年比1.9%増)、営業利益は33億円(同8.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億円(同11.2%増)としている。