この記事は2024年10月15日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=2D_Jungle/stock.adobe.com)

2024年10月15日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週は明後日17日(木)に欧)ECB政策金利&声明発表があり、25bpの利下げは織り込まれている。

おそらくラガルド総裁のコメントもハト派的になると思われ、今後数回の利下げが示唆されるのではないだろうか。またそれを受けてのユーロ/米ドルのじり安を予想している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米大統領選が迫ってきているが、マーケットでは徐々に「トランプ勝利」というか共和党が上下両院(じょうかりょういん)を取るというシナリオに賭けるトレードが散見されるようになってきた。

トランプ氏勝利となると、関税の引き上げによって、中国、メキシコ、欧州へのダメージが想定される。中国やメキシコに対しては選挙後結果がわかってからでいいと思うが、欧州に関してはいずれにせよ経済的に不調になってきているため、ユーロ安を想定した動きが出てきている。よって1.0500ドル以下を狙ったトレードを考えている。

米ドル/円に関してはトランプ政策だと上も下もあり得るので難しい。ただ目先は円キャリートレードがやや復活しつつあると思う。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。