さて、ここ数年、日本でも富裕層の活発な消費行動をビジネスチャンスと捉え、さまざまなサービスが開発されています。そして、それは旅行業界においても同様です。
世界的には100万ドル(日本円で約1億円)以上の純資産を持つ場合、富裕層と呼ぶケースが多く、日本はアメリカに次ぐ第二位の富裕層市場が形成されているといわれています。
そして、そこをターゲットにした旅行商品や旅行サービスの競争が激化しています。

今回は、富裕層向けのプレミアム海外旅行についてのまとめ記事をお届けします。

【参考】

日本での家計の富や富裕層の特徴とは?〜グローバル・ウェルス・レポート2012より〜
膨張する富裕層資産「2%が2割を保有?」〜日本のお金持ち動向最新版〜
一泊100万円?〜富裕層のための自分を癒す都内高級ホテルの過ごし方〜
入会金3万円から200万円超まで〜富裕層向け会員サービスのまとめ〜

◉コンシェルジュ的ポジションで成功する旅行会社


富裕層の消費動向のなかでもとくに人気が高いのが海外旅行でしょう。1年に2度3度と数十万円を掛けてゴージャスな旅を楽しむのがステータスともなっています。
とくに日本の場合、富裕層のなかでも30代から40代といった若手層の割合が増加しており、これまで富裕層向け旅行商品というとシニア層の豪華旅行が主流であったのが、アクティブなアウトドアタイプの旅行に対する需要が高まりつつあります。

増大する富裕層の海外旅行に対する需要に対して、その受け皿となっているのが旅行会社の富裕層向け窓口です。リーズナブルな手数料で格安旅行に人気が集中する一般層と異なり、富裕層の多くは旅行会社の窓口まで実際に足を運んで担当者に相談、あるいは電話窓口を利用して申し込みをするというのが特徴となっています。
さらに、旅行のたびに申し込む会社を変えるのではなく、同じ旅行会社と長年にわたってつきあっていく、というのも富裕層ならではといえるでしょう。

そうしたリピーター率の高い富裕層にあって、旅行会社を選ぶ際の基準はそのブランド力や知名度、信頼度です。安定的な人気を誇るJTBを筆頭に、HISや阪急交通社や近畿日本ツーリストなど、日本を代表する旅行会社が富裕層の取り込みに成功しています。