資生堂は11月7日、2024年12月期の第3四半期の累計決算を発表した。売上高は7227億5400万円(前年同期から変動なし)、営業利益は21億8300万円(前年同期比91.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は7億5400万円(同96.3%減)と大幅な減益だった。
売上高の構成比で29.2%を占める日本事業は、前年同期から10.2%増の2111億5300万円と回復傾向にあるものの、中国事業は依然、厳しい状況が続いており、売上高は同2.4%減となる1738億6300万円だった。アジアパシフィック事業の売上高は532億4900万円(前年同期比9.1%増)、米州事業は872億300万円(同6.8%増)、欧州事業は915億5900万円(同10.9%増)、トラベルリテール事業は857億9200万円(同21.0%減)だった。
資生堂は同日、2024年12月期の連結業績予想の修正を発表しており、売上高は9900億円(前回発表は1兆円)、営業利益は50億円(前回は発表なし)、親会社に帰属する当期純利益は60億円(前回発表は220億円)に修正した。最終利益は前回発表から160億円の減少となった。