スポーツ用品販売日本最大手のアルペンは11月7日、2025年6月期の第1四半期決算を発表した。売上高は623億6200万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は7億9400万円(前年は6億4400万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億400万円(同2億4500万円の赤字)と増収増益で、営業利益と最終利益は黒字転換した。
アルペンはゴルフ用品の既存店売上高が前年実績を上回り、取り扱いを強化している中古クラブの販売も好調だった。ランニングシューズやスニーカーなどの販売も好調で、前期から商品構成や売場を大きく見直しているバスケットボールも売り上げを伸ばした。
アウトドア部門は、キャンプ用品の動きが鈍い状態が続いているものの、既存店売上高が前年実績を上回り、セグメント全体では売り上げが拡大した。前期は記録的な猛暑と暖冬の影響を受けたため苦戦したが、今期は好調な滑り出しとなった。
アルペンの2025年6月期の連結業績予想は、売上高は2680億円(前年比6.0%増)、営業利益は63億円(同89.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は32億5000万円(同87.5%増)としている。