バドミントンが世界的に活発でヨネックスが最終利益を100億円に上方修正
(画像=「セブツー」より引用)

「ヨネックス(YONEX)」ブランドを展開するヨネックスは11月8日、2025年3月期の中間期決算を発表した。売上高は669億4200万円(前年同期比16.0%増)、営業利益は76億9100万円(同37.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は54億2500円(同23.4%増)と2桁での増収増益だった。ヨネックスは第1四半期からの好調を維持しており、日本を含めアジアや北米など、すべての国・地域で増収増益を達成している。

バドミントンを中心とするスポーツ用品事業が好業績を牽引しており、日本では売上高は前年同期比で8.0%増の281億6700万円、営業利益は同91.4%増の19億2100万円だった。バドミントンは新製品を投入したこともあり、ラケットを中心に販売が好調だった。

アジアは日本以上に成長率が高く、売上高は前年同期比で24.7%増の324億3800万円、営業利益は同35.9%増の50億7000万円だった。ラグジュアリーブランドが軒並み苦戦している中国でもバドミントン関連の商品を中心に売り上げが好調だった。

第1四半期で唯一、前期比がマイナスだった北米もプラスに転じており、売上高は前年同期比1.6%増の31億900万円、営業利益は同13.2%増の3億2900万円だった。欧州の売上高は前年同期比27.2%増の28億5800万円、営業利益は同11.6%増の2億9700万円だった。

ヨネックスは同日、2025年3月期の通期業績予想の修正を発表した。売上高は1340億円(修正前は1260億円、前年比15.1%増)、営業利益は131億円(同125億円、同12.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は100億円(同93億円、同12.9%増)に上方修正した。