子供服メーカーから不動産会社に業態変容したキムラタンの中間期決算は再び最終赤字
(画像=「セブツー」より引用)

神戸に本社をおく子供服メーカーのキムラタンは11月8日、2025年3月期の中間期決算を発表した。売上高は6億1200万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は1700万円(同93.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は5200万円の赤字(前年同期は1200万円の黒字)で最終赤字だった。

2022年3月期の中間期決算で7億8200万円の最終赤字を計上し、2023年3月期で黒字転換を果たしたものの、今期は再び最終赤字に転落した。

キムラタンのアパレル事業は現在、売上高構成比で24%程度だ。キムラタンは2022年に抜本的な経営再建と財政基盤の強化のために、約220店舗ある実店舗のうち約210店舗の退店を実行しており、現在は不動産事業が主力だ。

アパレル事業の売上高は、3店舗を閉鎖し9店舗から6店舗に減少したことから前年同期比6.2%減となる1億5000万円、営業利益は5200万円の赤字(前年同期は5200万円の赤字)だった。ただ、既存店ベースでの売上高は、インバウンド需要などを取り込み、前年同期比で17.4%増だった。

キムラタンの2025年3月期の通期業績予想は、売上高は14億円(前期比9.0%増)、営業利益は1億7500万円(同369.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9000万円(同121.0%増)としている。