ニトリが海外200店舗を達成 中間期決算は404億円の最終利益
(画像=「セブツー」より引用)

「ニトリ(NITORI)」を展開するニトリホールディングス(以下、ニトリHD)は11月6日、2025年3月期の中間期決算を発表した。売上高は4457億6800万円(前年同期比6.9%増)、営業利益は579億7400万円(同5.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は404億5600万円(同6.3%増)と増収増益だった。

主力のニトリ事業は、売上高は前期比7.8%増となる3902億100万円、営業利益は同6.5%増となる565億8900万円と増収増益を達成している。今期もテレビ広告を投下しているが、顧客参加型のライブコマース「ニトリLIVE」の配信回数を前年から大幅に増やしており、Eコマースでの売上高が前年を上回った。視聴者数も393万人と前年同期からほぼ倍増している。

ニトリ事業の海外展開は、9月末までに台湾に4店舗、中国本土に14店舗、韓国に3店舗、ベトナムに1店舗、シンガポールに2店舗、フィリピンに2店舗を出店し、海外店舗は200店舗となった。

家具・ホームセンターの島忠事業は、売上高は前期比2.8%増となる610億9400万円、営業利益は同38.6%減となる10億5800万円と増収減益だった。人件費や広告宣伝費が増加したことで営業利益が大幅減となった。

ニトリHDの2025年3月期の通期業績予想は、売上高は9600億円(前年比7.2%増)、営業利益は1296億円(同1.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は920億円(同6.3%増)としている。