ヘアサロン「モッズ・ヘア（Mod's Hair）」を運営するエム・エイチ・グループは11月14日、2025年６月期の第１四半期決算を発表した。売上高は４億7600万円（前年同期比0.6％増）、営業利益は800万円の赤字（前年はゼロ）、親会社株主に帰属する四半期純利益は900万円の赤字（同400万円の赤字）だった。売上高は微増したものの、約５年ぶりに開催したヘアショー「モッズ・ヘア」コレクションの費用が先行し、最終赤字となった。
エム・エイチ・グループは、フラッグシップサロンである「モッズ・ヘア」を手掛ける直営サロン運営事業、フランチャイズビジネスを手掛けるBS（ブランドシェア）サロン運営事業、ヘアメイク事業などを展開している。このうち、売上高構成比でほぼ半数を占める直営サロン運営事業は、青山などの首都圏を中心に10店舗を運営しており、売上高は前年比1.2％減となる２億3404万円、営業利益は同17.0％増となる1929万円だった。
BSサロン運営事業は、９月末時点で国内40店舗、韓国10店舗、台湾４店舗、中国５店舗の計59店舗を展開しており、売上高は5684万円（前年比5.0％減）、営業利益は1178万円（同47.0％減）と減収減益だった。ヘアメイクアーティストのエージェンシーであるヘアメイク事業は、売上高は１億66万円（同9.0％増）、営業利益は280万円（同223.3％増）と増収増益だった。
エム・エイチ・グループは2020年７月に人材派遣事業を手掛けるオンリー・ワンを連結子会社化しており、タワーマンションを中心としたコンシェルジュの派遣などのキャリアデザイン事業が拡大している。売上高は7678万円（前年同期比5.1％増）、営業利益は472万円（同25.9％増）だった。
エム・エイチ・グループの2025年６月期の業績予想は、売上高は19億5000万円（前年比3.9％増）、営業利益は3000万円（同29.6％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は1500万円（同18.7％増）としている。
