大谷翔平がアンバサダーを務めるヒューゴ・ボスの第3四半期は日本の売上高が2桁増
(画像=「セブツー」より引用)

ドイツの高級紳士服ブランドのヒューゴ・ボス(HUGO BOSS AG)は、2024年12月期の第3四半期決算を発表した。売上高は前年同からわずかに微増となる10億2900万ユーロ(約1656億6900万円)だった。営業利益は6億1900万ユーロ(約996億5900万円、前年同期比1%減)、四半期純利益は5600万ユーロ(約90億1600万円、同12%減)と減益だった。

ヒューゴ・ボスは現在、「ボス(BOSS)」と「ヒューゴ(HUGO)」の2ブランドを展開しているが、「ボス」は米国MLBのロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手をブランドアンバサダーとして起用しており、8月からはデビッド・ベッカム(David Beckham)と長期でのパートナーシップを締結、メンズ部門を強化している。

地域別では、欧州・中東及びアフリカは前期比1%増で6億5300万ユーロ(約1051億3300万円)、米州は前年同期から変動がなく2億2800万ユーロ(約367億800万円)だった。アジア太平洋は、日本が2桁増と大幅な成長をみせたものの、中国市場が需要低迷で前年水準を下回っており、その影響で同8%減となる1億1000万ユーロ(約177億1000万円)だった。

中国市場が低迷したまま、景気が回復する見通しは立ってはいないが、ヒューゴ・ボスは12月に上海に新しい店舗を出店するとしている。

1ユーロ=161円換算(11月26日現在)