2024年9月にリリースした「スノーセレクション」は、レイズの各ブランドから人気車種にマッチする6銘柄をセレクトし凍結防止剤に強い塗装をしたうえで、ハブ内径などを純正ホイールと同等値に変更した車種専用設計ラインナップです。冬場のドライブでも凍結防止剤によるサビや腐食の心配がなく、安心して交換できるホイールの提供を目指したのが「スノーセレクション」となります。今回紹介するスノーセレクション「RS VV21S」は、マツダ CX-5・CX-30/トヨタ クラウンスポーツ/レクサス RX・NXの全5車種への専用設計ホイールです。

「ベルサス VV21S」とは異なるグロッシーブラックの「RS VV21S」

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(画像=「Car Me」より引用)

ユーロスタイルをコンセプトとしつつ、レイズ独自の応力設計とデザイン設計を加えた鋳造1ピースホイールブランドが「ベルサス」です。

なかでも多くのバリエーションが存在する「ベルサス VV21S」は、ベルサスラインナップの中心的存在であり2020年10月の発売以降、車種を問わず高い人気を博しています。

「ベルサス VV21S」の大きな特徴は、5本のY字メインスポークを支えるように配置されたサイドリブ。メインスポークの又部に、H形状のサイドリブを一段低く配置することで必要強度を確保するとともに、ディスクフェイスに複雑性と立体感を与えています。

メインスポークとサイドリブの間に設けられたリリーフポケットは、視覚的な重量感を軽減しつつデザインアクセントとして機能するうえ、ホイール重量の削減にも寄与します。

ナットホールまでもをデザイン上に埋め込んだ、鋳造ホイールならではの造形美が「ベルサス VV21S」の魅力と言えるでしょう。

今回注目するスノーセレクション「RS VV21S」では、「ベルサス VV21S」とは異なり「グロッシーブラック」のホイールカラーを採用。深い艶が特徴の「グロッシーブラック」は周囲の光を鈍く反射させ、また違う表情を見せます。

そして、強固な塗装皮膜により、凍結防止剤(塩化カルシウム)によるホイールの腐食を抑制。凍結防止のために路上に撒かれる凍結防止剤の害から長期にわたってホイールを守ります。

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(画像=「Car Me」より引用)

冬用ホイールに求められる要素を詰め込んだ「スノーセレクション」

履いたバージョン
(画像=「Car Me」より引用)

スノーセレクション「RS VV21S」が適合する車種はマツダ CX-5/マツダ CX-30/トヨタ クラウンスポーツ/レクサス RX/レクサス NXの合計5車種です。

スノーセレクションのラインナップに並ぶホイールは、車種ごとに最適なホイールサイズやインセット値に設定されているだけでなく、ハブ内径までもが純正ホイールと同等の数値になるように設計し直されています。

各車種ごとに専用設計となっているため、ホイール選びにあたっては面倒なインチサイズやインセット値を考慮する必要がありません。

また純正ハブ径と同じであることは、とりわけ夏場に純正ホイールを使っている場合に大きなメリットがあります。

アフターホイールの多くは汎用のためハブ内径が大きめにつくられており、ホイール交換時にハブセンターとホイールセンターの中心がずれた状態で取り付けると、走行中に振動などが発生します。

これを防止するためにハブリングが用いられますが、ハブリング自体が固着し外れなくなる事も珍しくありません。

純正ホイールと同じハブ径となるスノーセレクションは、ハブリングを使う必要がないため固着の心配がなく、ハブリングのつけ忘れや外し忘れなどで生じるトラブルも防止できます。

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(画像=「Car Me」より引用)

レイズの鋳造1ピースホイールとしての剛性と強度はそのままに、冬用ホイールとしての安全性や耐久性、経済性を兼ね備えた「冬用レイズ」が「スノーセレクション」です。

スノーセレクションでは「RS VV21S」の他にも、現在の人気車種専用設計とした合計6銘柄をラインナップしています。