「フランフラン」買収のアインHDの中間期決算は売上高が1割増も最終利益が4割減
(画像=「セブツー」より引用)

アインホールディングス(以下、アインHD)は12月6日、2025年4月期の中間期決算を発表した。売上高は2148億6000万円(前年同期比10.9%増)、営業利益は58億7200万円(同32.9%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は32億1200万円(同38.9%減)と増収だったものの、最終利益は前年同期から約4割減だった。

アインHDは、調剤薬局チェーンを主軸にするファーマシー事業とコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルぺ(AINZ&TULPE)」のリテール事業を全国で展開している。今年8月には、インテリアショップ「フランフラン(Francfranc)」を展開するFrancfrancを約499億円で買収し、完全子会社化している。

「フランフラン」がグループ化したことで、リテール事業の売上高は前年同期から54.3%増となる148億3200万円、セグメント利益は同28.5%増となる13億1800万円を計上している。10月末時点で、「アインズ&トルぺ」は83店舗、「フランフラン」は160店舗で、リテール事業の店舗総数は243店舗となった。

ファーマシー事業の売上高は前年同期から7.6%増の1732億3400万円と増収だったが、セグメント利益は同22.8%減となる124億9200万円だった。

アインHDの2025年4月期の通期業績予想は、売上高は4535億円(前年比13.4%増)、営業利益は193億6000万円(同5.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は100億円(同12.3%減)を見込んでいる。