12日(木)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:日米金融政策への織り込み進み動きにくい

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅高。日銀が来週の金融政策決定会合で利上げを見送るとの観測報道が伝わると円売り主導で152.77円前後まで上昇したが、同様の報道が材料視された前日の高値(152.85円前後)は超えられなかった。一方で、米新規失業保険申請件数の増加を受けて151.80円前後まで下落したものの、一巡後は152円台後半へと持ち直すなどドルの下値の堅さも光った。米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週、25bp(0.25%ポイント)の利下げを行うが、来年の利下げペース鈍化を示唆すると市場が見ていることから、米長期金利とドルは下がりにくい地合いにあると考えられる。ドル/円は本日も152.00円台を通る200日移動平均線が下値支持になりそうだ。もっとも、市場はFOMCの利下げと日銀の利上げ見送りをほぼ完全に織り込んだとも言える。このため、来週の日米金融政策イベントを巡る観測だけで152円台後半の上値抵抗を突破して153円台に上伸するのも難しそうだ。

注目の経済指標:英月次GDP

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注目のイベント:特になし

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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