主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年12月17日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼16日(月)の為替相場
(1):中国小売 予想を大きく下回る
(2):独PMIサービス業が改善
(3):英PMIもサービス業が改善
(4):米サービス業PMI約3年ぶりの高水準
(5):独首相、不信任に
▼16日(月)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:更なる米利下げペース鈍化観測次第では155円目指す/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
16日(月)の為替相場
期間:16日(月)午前7時00分~17日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国小売 予想を大きく下回る
中国11月鉱工業生産は前年比+5.4%と予想に一致。同小売売上高は前年比+3.0%と市場予想(+5.0%)を下回った。
(2):独PMIサービス業が改善
独12月購買担当者景気指数(PMI)・速報値は製造業が42.5と市場予想(43.1)を下回った一方、サービス業が51.0と予想(49.3)を上回った。その後に発表されたユーロ圏12月PMI・速報値は製造業45.2、サービス業51.4(予想45.3、49.5)だった。
(3):英PMIもサービス業が改善
英12月PMI・速報値は製造業47.3、サービス業51.4(予想48.5、51.0)であった。ドイツやユーロ圏と同様に、製造業が冴えなかった一方、サービス業の景況感は改善した。
(4):米サービス業PMI約3年ぶりの高水準
米12月PMI・速報値は製造業48.3、サービス業58.5(予想49.5、55.8)だった。サービス業の景況感は2021年10月以来の高水準となった。
(5):独首相、不信任に
ドイツ連邦議会はショルツ首相に対する信任投票を実施。大方の予想通りに不信任票多数で否決された。今後、首相はシュタインマイヤー大統領に議会解散を要請し、総選挙の日程を正式に決めることになる。
16日(月)の株・債券・商品市場
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