人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:更なる米利下げペース鈍化観測次第では155円目指す
昨日のドル/円は続伸。終値ベースでは約0.3%上昇した。日銀の年内利上げ見送り観測が根強く底堅く推移すると、米12月サービス業PMIが約3年ぶりの高水準を記録したことも材料視され、一時154.48円前後まで上値を伸ばした。
今週19日の日銀金融政策決定会合での追加利上げ見送り観測が高まる中で、本日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。米金利先物によると市場は18日の25bp(0.25%ポイント)利下げを95%超織り込んでおり、ほぼ確実とみている。一方で、現時点で2回(合計50bp)の追加利下げが織り込まれている来年について、一部では「2回の利下げ織り込みすら行き過ぎで、来年は利下げペースの減速、あるいは利下げ停止すらあり得る」との声が聞こえ始めている。FRBによる利下げペースのさらなる鈍化観測が進むようであれば、ドル/円は心理的節目となる155円を目指す動きとなりそうだ。本日は米11月小売売上高が発表される。来年の米利下げペースを見通すうえでも注目したい。
注目の経済指標:米小売売上高
注目のイベント:米債入札
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。