19日(木)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:円安ドル高が続きやすい

昨日のドル/円は終値ベースで約1.7%上昇。日銀が金融政策決定会合で政策金利を市場予想通り0.25%に据え置いたほか、植田総裁の会見での発言内容が早期の追加利上げに消極的と受け止められ円安が加速。その後発表された米経済指標に良好な結果が目立ったことで、一時5カ月ぶりとなる157.80円前後まで上値を伸ばした。
日米中銀の金融政策を巡る方向性にはっきりとした違いが見て取れるだけに、当面は円安ドル高が続きやすい地合いだ。本日は米11月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表される。結果次第では米長期金利がさらに上昇して、ドル/円は158円台乗せを試すことも考えられる。ただ過去2週間で5%以上円安が進んでいる。以前、神田前財務官が「2週間で4%の動きはなだらかなものとは到底言えない」と発言していたため、円安をけん制する口先介入が発動してもおかしくない水準であることは留意しておきたい。

注目の経済指標:米PCEデフレーター

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注目のイベント:FRB高官発言

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中村 勉(なかむら・つとむ)
中村 勉(なかむら・つとむ)
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。

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