ワークマンは1月23日、男性客の集客強化を目指して、「ワークマン女子」を「ワークマンカラーズ(Workman Colors)」に名称を変更すると発表した。「ワークマン女子」は2020年10月に初出店し、以前の「ワークマンプラス」を含めて3度目の名称変更となる。「ワークマン女子」は現在、78店舗を展開しており、ほぼ計画通りの出店となっている。
「ワークマン女子」は、その強烈なブランド名で女性客の取り組みに絶大な効果があった一方、出店当時から男性物を扱っているかの問い合わせが殺到するなどの弊害も出ていた。作業服などを主力としていることもあって、ワークマンはもともと男性客に強みを持っているが、「女子店」を明確に打ち出した店だったため、入りたくても気兼ねして入店を避けていた男性客も多かった。今後は「ワークマンカラーズ」に名称を変更することで男性も気兼ねなく入店できるであろう。「逆張り」戦略を公言するワークマンらしく、今後も斬新なブランドの立ち上げに期待したい。