主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年1月29日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼28日(火)の為替相場
(1):米関税を巡る発言
(2):米耐久財受注は予想に反してマイナス
(3):米消費者信頼感指数は低下
▼28日(火)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:157円乗せを試しに行くことも/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
28日(火)の為替相場
期間:28日(火)午前7時10分~29日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米関税を巡る発言
英FT紙は、関係者の話としてベッセント米財務長官がすべての国からの輸入品に一律で関税を課す措置をめぐり、税率を2.5%から段階的に引き上げる案を支持していると報じた。これに続いてトランプ米大統領は「2.5%よりはるかに大きな関税を望んでいる」と発言。これを受けてドルが上昇。クロス円はストレートドルの下落につれて軟化したが、一巡後はドル/円の上昇に引っ張られて反発した。なお、米国の関税強化はインフレを再燃させるため長期金利とドルの上昇要因になるとの見方が多い。
(2):米耐久財受注は予想に反してマイナス
米12月耐久財受注は前月比-2.2%と予想(+0.6%)に反して大幅に落ち込んだ。ただ、変動の大きい輸送用機器を除いた受注額は予想通りの前月比+0.3%だった。
(3):米消費者信頼感指数は低下
米1月消費者信頼感指数は104.1と市場予想(105.7)を下回った。経済全般や労働市場の先行きに対する楽観的な見方が後退したことで、指数は4カ月ぶりの水準に低下した。ただ、ドル売りの反応は限定的。安価な中国製AIモデルの登場を受けて前日に急落したナスダック総合指数が反発したことで市場に安心感が戻り、低金利の円を売る動きが優勢となった。
28日(火)の株・債券・商品市場
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