「ほっとひと息ステーション」を拡大する紳士服大手のはるやまHDが9億7800万円の最終赤字
(画像=「セブツー」より引用)

紳士服大手のはるやまホールディングス(以下、はるやまHD)は2月14日、2025年3月期の第3四半期の累計決算を発表した。売上高は226億1900万円(前年同期比0.7%減)、営業利益は9億4700万円の赤字(前年同期は4億9000万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億7800万円の赤字(同11億1800万円の赤字)と、営業赤字は前年同期から拡大した。

売上高はスーツなどの買い替え需要が停滞し、既存店客数も減少したことから前年同期から微減した。また、はるやまHDはリラックス空間を提供することを目的に、店内でボディリフレッシュカプセルなどの導入を進めているが、こうした設備投資やシステムの刷新などで販管費が増加し、営業利益が前年同期から4億5700万円減少し、営業赤字が拡大した。

「ほっとひと息ステーション」と呼ばれる施設は、ボディリフレッシュカプセルだけではなく、キッズスペースやカフェラウンジ、図書コーナーなどを併設している。月額1000円から利用ができ、ボディリフレッシュカプセルはビジターは25分3300円で利用可能だ。はるやまHDの店舗数は昨年末時点で371店舗で、「ほっとひと息ステーション」はすでに60店舗以上に導入されている。

はるやまHDの2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高は360億円(前年比0.2%増)、営業利益は5億円(同46.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億円(同26.0%減)としている。