UUUMが2月17日に上場廃止
(画像=「セブツー」より引用)

日本最大のYouTuberサポート企業のUUUM(ウーム)が2月17日、上場廃止となり、TOB(株式公開買付)を実施したフリークアウト・ホールディングス(フリークアウトHD)の完全子会社となった。UUUMの株価は最終取引日となった14日終値は530円で、上場時の初値6700円から92.1%の下落率になった。

「UUUM」は2013年設立。動画配信サイトのYouTube(ユーチューブ)専門にタレント事務所としてスタートし、HIKAKINやはじめしゃちょーといったYouTuberの人気化とともに急成長を遂げた。UUUM専属の大スターHIKAKINは創設者のひとり。株式の上場後には超人気銘柄となったが、嵐チャンネルなどを始めとする芸能人動画との競争激化、人気YouTuberの相次ぐ退所などにより、2020年5月以降は一時的にコロナ禍による巣篭もり需要などの特需はあったものの、動画再生回数は伸び悩んでいた。2023年5月期の通期決算では、上場以来初となる10億5300万円の最終赤字に転落するなど、苦戦が続いていた。

フリークアウトHDは2010年10月に創業し、創業者の本田謙、伊藤忠商事などが主要株主。