「東スポ」の太刀川恒夫名誉会長が老衰のため死去
(画像=「セブツー」より引用)

夕刊スポーツ新聞「東京スポーツ」を発行する東京スポーツ新聞社の名誉会長、太刀川恒夫(たちかわ つねお)氏が2月13日に老衰のため死去した。88歳だった。太刀川恒夫氏は1937年に神奈川県の横浜で生まれ、1968年に東京スポーツ新聞社に入社。1990年に社長に就任すると、2007年には会長、2023年9月からは名誉会長を務めていた。

太刀川恒夫氏は生前のメッセージ「お別れのご挨拶」を同社社長の平鍋幸治氏に預けており、「やや特異な体験を重ねる中で、ロッキード事件の片隅にも連座するなど心休まることの少ない人生でありましたものの、そんな中にありながらも素晴らしい多くの先輩方や友人諸氏に恵まれての人生はやはり楽しくも幸せなそして感謝すべきものでありました」と感謝の言葉を残している。

周知のように、米国ロッキード社の旅客機を巡る田中角栄収賄事件に関与した児玉誉士夫の秘書を務めた太刀川恒夫氏。最後は「永きに亘るご指導ご侠援本当に有難うございました」と綴っている。