人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:150円を試す可能性
昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇。トランプ米大統領が「プーチン露大統領と18日に協議をする」と発言したことで、ウクライナ戦争への停戦期待が高まった。なお、米2月小売売上高は前月比+0.2%で市場予想を下回ったが、国内総生産(GDP)の算出に用いられる外食・自動車・建材・ガソリンを除いたコア売上高が+1.0%と市場予想(+0.3%)を大きく上回った。
本日は米露首脳会談が予定されているほか、ドイツでは財政拡張をめぐる憲法改正案の採決を行う予定となっている。ウクライナ停戦期待やドイツの財政拡張期待が市場のリスク心理を支えていることから、期待通りの結果となればドル/円は150円を試す可能性がある。一方で、期待に背く結果となればリスク回避の円買いが強まることになり、147円台へ反落することもあるだろう。なお、明日に日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあり、一連の材料が出尽くした後は様子見ムードが広がりやすいとみている。
注目の経済指標:米鉱工業生産

注目のイベント:米債入札

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米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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