
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年3月28日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
目次
▼27日(木)の為替相場
(1):米大統領 自動車関税を発表
(2):米経済指標は強弱まちまち
(3):FRB高官 長期的な金利据え置きを示唆
▼27日(木)の株・債券・商品市場
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27日(木)の為替相場

期間:27日(木)午前6時10分~28日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米大統領 自動車関税を発表
トランプ米大統領は、米国外で生産される自動車に対して25%の関税を賦課することを発表し、大統領令に署名した。これに対して、カナダのカーニー首相が即座に対抗措置を採るとの見解を示すなど、世界的な貿易戦争への懸念が高まった。
(2):米経済指標は強弱まちまち
米新規失業保険申請件数は22.4万件と市場予想や前月(ともに22.5万件)から減少した。米10-12月期国内総生産(GDP)・確報値は前期比年率+2.4%と改定値(+2.3%)から上方修正された。一方で、米10-12月期個人消費・確報値とコア個人消費価格指数・確報値はそれぞれ+4.0%、+2.6%と改定値(+4.2%、+2.7%)から下方修正された。
(3):FRB高官 長期的な金利据え置きを示唆
米ボストン連銀のコリンズ総裁は「関税政策が少なくとも短期的にインフレを押し上げることは不可避」と述べた上で、「金利を長期的に据え置くことが適切になる公算が大きい」との見解を示した。また、バーキン・リッチモンド連銀総裁は「米連邦準備制度理事会(FRB)は不確実性が解消されるまで待つ」と発言した。
27日(木)の株・債券・商品市場

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