人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:下落基調転換は難しい

昨日のドル/円相場は約0.2%上昇。米国のトランプ大統領が「欧州連合(EU)への50%関税発動を7月9日まで延期に合意」と発言したことで一時143.00円台へ上昇した。ただ、関税政策などのトランプ大統領の言動がドルの信認低下につながるとして142.23円前後まで下落する場面も見られた。もっとも、英国と米国が祝日で休場とあってドル売りは続かず、海外時間は市場参加者が限られる中、おおむね142円台後半でもみ合った。
本日は米5月消費者信頼感指数が発表される。新型コロナウイルスのパンデミック期以来の低水準まで落ち込んでいる米国の消費者心理が、米中貿易戦争緩和後にどういった変化を示すか注目が集まる。ただ、ドルへの信認が低下している現状で、消費者心理が大きく改善を示したとしてもドル/円の下落基調を転換させるのは難しいだろう。ドル/円は143円台では徐々に売り圧力がかかってきそうだ。一方で下値では4月28、29日にサポートとなった142円付近が意識されよう。

注目の経済指標:米消費者信頼感

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注目のイベント:米2年債入札

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中村 勉(なかむら・つとむ)
中村 勉(なかむら・つとむ)
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。

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