人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:上値は限定的
昨日のドル/円相場は終値ベースで約0.2%上昇した。日銀の植田総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示したことで145.29円前後まで上昇する場面も見られた。ただ、米中通商協議を見極めたいとの思惑から円売りは進まず、144円台後半を中心とした値動きとなった。
米中通商協議については、ラトニック米商務長官が翌日への持越しの可能性に触れつつ「今夜中に終わることを願っている」と語っていることから、本日の東京時間中にも何らかの合意が発表される可能性がある。ただ市場では「協議が長引いていることが協議の進展を示している」という見方が優勢となっている。そのため、仮に米中通商協議が合意に達してもドル/円の上値は限定的となる可能性があることは留意しておきたい。日足一目均衡表の雲上限(145.59円前後)をしっかりと上抜けられるかがポイントとなりそうだ。材料面では米5月消費者物価指数(CPI)が発表される。
注目の経済指標:米CPI

注目のイベント:ECB総裁講演

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米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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