「福山・フジ報道」でざわつくも株価上昇のアミューズ 「芸能界のネトフリ」ともいえる収益構造を分析【いづも巳之助の一株コラム】
(画像=「セブツー」より引用)

福山雅治の「下ネタ会合報道」で世間はざわついたが、おや?株価は逆に3年ぶりの2000円台を回復。普通ならタレントのイメージダウンで株価が下がっちゃうけど、なぜ逆に上がったのか? その理由は、アミューズが「特定タレントで左右されない盤石な収益構造」を持っているからだ。

▷これで儲かるんだなアミューズ!
サザン、福山、星野源、ONE OK ROCK、Perfumeを抱え、舞台・配信まで展開。唯一「収益力と成長性」を兼ね備えた上場芸能株だが、主な儲け方は3つある。

①大型ライブ+グッズ販売
第1Qイベント収入は164.6億円(前年同期比+53.3%)、利益25.6億円(なんと!+589%)。サザン80万人、星野源数十万人規模のツアーだ。

②ブロードウェイ系ミュージカル
「キンキーブーツ」が大成功。キャストを替えて長期興行でき、収益の波がない。なるほど。

③ファンクラブ
星野源だけで会員10万人規模、サザンやPerfume、ONE OK ROCKも同等クラス。単純計算すれば年間20〜30億円規模の会費収入に。まるで「芸能界のNetflix」のように、毎月・毎年確実に収入が積み上がる。

更に配信課金や印税、CM契約も加わり、人気商売に見えて、実はサブスク型の安定収益基盤を持つんだな。危うい興行だけじゃないんだ。立派なビジネスモデルだね。

▷成長余地はまだまだある
1Q営業利益は35.5億円で通期予想38億円の93%に到達。EPS154円。今の株価だとPER13倍、PBR1.2倍くらいかな。まだ割安感は十分にある。

次に狙うは「通期上方修正」「増配」「新スター登場」。これらが発射台になれば、株価は2200〜2500円へ跳ね上がる可能性ありだ。

桑田佳祐68歳、福山雅治55歳で高齢化に。だがスターが衰えても、事業多角化で様々な収益源を用意している点が、他の芸能事務所に勝っているんだ。株主は安心だねー。

▶巳之助メーター 3ニョロ 今こそ
(1ニョロ=素通り 2ニョロ=監視 3ニョロ=今だ!)
上方修正や増配、新スター誕生を願うよ!

■プロフィール:いづも巳之助
プライム上場企業元役員として、マーケ、デジタル事業、株式担当などを歴任。現在は、中小企業の営業部門取締役。15年前からムリをしない、のんびりとした分散投資を手がけ、保有株式30銘柄で、評価額約1億円。主に生活関連の流通株を得意とする。たまに神社仏閣への祈祷、占い、風水など神頼み!の方法で、保有株高騰を願うフツー感覚の個人投資家。