SCSKは日本プロセスに20%超出資

ソフトウエア開発大手のSCSKは、同業の日本プロセスを持ち分法適用関連会社化すると発表した。20.17%の株式を筆頭株主で会長の大部仁氏らから市場外の相対取引で取得。

SDM(ソフトウエア・ディファインド・モビリティー)と呼ばれ、自動車を納車後も機能の更新やソフトウエアのアップデートが行える次世代モビリティー分野での営業協力や開発体制の充実などにつなげる狙いだ。

岩手銀行は、システム開発のキーウェアソリューションズに2億円相当を出資することを決めた。地元企業や地方自治体へのIT・デジタル化支援などを推し進める。

上場企業同士ではこのほか、建設コンサルタントの「いであ」とドローン開発のブルーイノベーション、システム構築・運用の日鉄ソリューションズとDX(デジタルトランスフォーメーション)支援のデリバリーコンサルティングの資本業務提携などがあった。

学研HD、日本生命と協業へ

学研ホールディングスは日本生命保険と介護・保育・教育領域での協業を目的に資本業務提携した。日本生命は生保市場が成熟化する中、2024年6月に介護大手のニチイホールディングスを買収するなど事業の多角化に力を入れており、学研には約2%の出資を予定する。

エンターテインメント業界向けグッズを手がけるトランザクションは、映画製作のK2Pictures(東京都目黒区)に1億300万円を出資した。

K2Pは東映で「孤狼の血」シリーズや「シン・仮面ライダー」、「リボルバー・リリー」などを企画・プロデュースしてきた紀伊宗之氏が2023年に設立。トランザクションはK2Pが運営する映画製作ファンドにも1億円を拠出した。

M&A Online
(画像=「M&A Online」より引用)

文:M&A Online