ドル/円の見通し:円が売られやすい地合いが続きそう

昨日のドル/円は終値ベースで約0.7%上昇。1円あまりドル高・円安の156.91円前後で取引を終えた。明日6日に予定されていた米1月雇用統計の発表が延期されたこともあって市場の関心が8日の衆院選に集中する中、先回り的な円売りが強まったと見られる。積極財政派の高市首相率いる自民党が単独で過半数議席を獲得するとの観測が強い以上、本日も円売り地合いが続くと見るのが自然だろう。また、本日は英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)の金融政策発表が予定されており、いずれも政策金利を据え置くと見られている。内外金利差は当面縮まらない可能性が高いことから、衆院選をめぐる思惑と相まって相対的に円が売られやすい地合いが続きそうだ。ただ、ドル/円は先月23日にNY連銀が「レートチェック」を行ったとされる157円台後半が視界に入ってきた。この水準に近付けば円買い介入への警戒感が高まることも考えられる。とはいえ、衆院選を前に実弾介入が入る可能性は低く、口先介入にはもはや大きな効果がないと考えられることから、仮に反落しても156円台前半では下げ渋るだろう。なお、米国サイドの材料としては、当初の予定より2日遅れで発表される12月JOLTS求人件数に注目したい。

注目の経済指標:BOE、ECB政策金利

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注目のイベント:BOE、ECB総裁発言

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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