主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年6月5日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼4日(木)の為替相場
(1):イスラエルとレバノン停戦に合意
(2):日銀観測報道
(3):RBA総裁「金融引き締めが効果を上げている兆候を確認」
(4):米新規失業保険申請件数 2月以来の高水準
▼4日(木)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:4月30日高値を意識した展開/ ▼注目の経済指標・イベント
4日(木)の為替相場
期間:4日(木)午前6時10分~5日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):イスラエルとレバノン停戦に合意
レバノンとイスラエルは停戦を実施することで再び合意した。ワシントンでの交渉を経て、米国務省が発表した米国との共同声明で明らかになった。しかし、その後レバノンの親イラン組織ヒズボラはレバノンとイスラエルの停戦を拒否すると発表。イスラエルのカッツ国防相も、当面の間レバノンへの攻撃を継続し、レバノン南部から撤退しないと述べた。
(2):日銀観測報道
「日銀が今月会合で1%への利上げ検討、年内に追加の可能性も」とブルームバーグが複数の関係者への取材をもとに報じた。その後、ロイターも「日銀、次回会合で利上げ検討へ 中東リスク見極め最終判断」と報じた。
(3):RBA総裁「金融引き締めが効果を上げている兆候を確認」
豪中銀(RBA)のブロック総裁は議会証言を行い「例えば住宅市場の価格は下落しており、金融引き締めが需要抑制に効果を上げている兆候を確認している」とした上で、「その効果が完全に現れるまでには1-2年程度かかる」との見通しを示した。「とはいえ、最近の利上げは、原油や関連コモディティーの価格上昇に続いてすでに進行しているインフレの加速には影響を与えないだろう」とも述べた。
(4):米新規失業保険申請件数 2月以来の高水準
米新規失業保険申請件数は22.5万件と市場予想(21.5万件)を上回り2月以来の高水準となった。4週平均の申請件数も21.5万件に増加した(前週時点20.8万件)。ただ、メモリアルデーの祝日(5月25日)を含む週はデータに歪みが生じやすいとの見方もあって市場の反応は限定的だった。なお、これより前に発表された米5月チャレンジャー人員削減数は9.70万人で前月(8.34万人)から増加した。