外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年10月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼1日(木)の為替相場
(1):日銀主な意見公表
(2):仏政府 緊縮型予算案を提出
(3):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
(4):ISM製造業景況指数 予想を下回る
(5):米国債が急騰

▼1日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:米雇用統計は平均時給に注目/ ▼注目の経済指標・イベント

1日(木)の為替相場

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期間:1日(木)午前6時10分~2日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀主な意見公表

日銀は9月の金融政策決定会合における主な意見を公表。金融政策運営について「物価が今後も2%目標と整合的に推移し、金融環境が依然緩和的であれば、引き続き、利上げによって緩和度合いを調整する必要がある。物価上振れの兆候がみえれば、そのペースを速めざるを得ない」などと、追加利上げに前向きな主張が目立った。ただ、市場が一部織り込んでいた10月の連続利上げを示唆するほどタカ派的な意見は少なかった。その上、内閣府からの出席者が「今回の決定(利上げ)につき説明責任を果たすとともに、既往の利上げが累積的に与える影響について十分点検していただきたい」と要求するなど、追加利上げに慎重な判断を求める意見が出ていたことから、10月利上げの観測が後退した。また、同時に公表した9月日銀短観は大企業製造業DIが24と、前回(22)から上昇したものの市場予想(25)には届かなかった。大企業非製造業DIは35と市場予想(36)を下回り、前回(37)から低下した。企業の事業計画の前提となる2026年度の想定為替レートは、1ドル=154円23銭で、前回の152円57銭から円安方向に修正された。

(2):仏政府 緊縮型予算案を提出

仏政府は、公務員の賃金や年金支出の一部凍結などを盛り込んだ緊縮型の2027年度予算案を議会に提出。ただ、大統領選を翌年に控えて与野党の対立が深まる中、審議の難航は必至で、緊縮予算による財政赤字の削減に懐疑的な見方が広がった。これを受けて仏国債売りが強まると10年債利回りは一時2002年以来の高水準となる4.96%台まで上昇した。

(3):米新規失業保険申請件数 予想を下回る

米新規失業保険申請件数は19.7万件と市場予想(20.0万件)より少なかった。その結果、4週平均の申請件数は20.0万件となり、前週時点の20.3万件から減少した。これより前に発表された米9月チャレンジャー人員削減数は4.33万人で、前月(5.29万人)から減少。前年同月(5.41万人)からも減少した。

(4):ISM製造業景況指数 予想を下回る

米9月ISM製造業景況指数は54.5と市場予想(55.0)を下回った。ただ、9カ月連続で活動の拡大と縮小の分岐点である50.0を上回った。また、主要構成指数では、仕入価格が77.9へと予想以上に上昇した(予想73.0、前月71.1)ほか、新規受注や雇用も上昇した。

(5):米国債が急騰

仏国債売りにつれて下落していた米国債が急騰。米10年債利回りは一時2002年以来の高水準となる5.34%に上昇していたが、安全資産としての逃避買いが入ったと見られ、10bp(0.10%ポイント)前後急低下した。なお、独国債やオランダ国債にも逃避買いが見られ、利回りは一時の上昇から低下に転じた。