2026年度下期入りの10月に合わせて社名変更する上場企業は17件。年明け1月8社、新年度スタートの4月13社を上回る。なかには新社名を聞いても、すぐには前の社名を思い浮かばないこともあるに違いない。
「セカンドリテイリング」に変更するゲオHD
その名も「セカンドリテイリング」。衣料・服飾雑貨を中心とするリユース品ショップ「2nd Street(セカンドストリート)」を展開するゲオホールディングス(HD)の新社名だ。
英語でリユース品(中古品)を「second‐hand」と表すことが多い。1986年の創業から40周年の節目をとらえ、グローバルでのトップブランドを目指す決意を込め、事業の方向性に合致した社名に10月1日付で変更する。
ゲオHDの祖業はビデオレンタルショップ。その後、映像・音楽、ゲーム、書籍などのレンタルショップ「GEO」で会社の基盤を築き、さらにリユースをビジネスの中核とする方向にかじを切り、売上高5000億円を目前にするまでに成長を遂げた。
リユースでは衣料品、服飾雑貨にとどまらず、家具・家電、スマートフォン・パソコン、時計、カプセルトイなどを幅広く取り扱い、その基軸が「2nd Street」。6月末時点で1107店舗(うち海外158店舗)を展開し、「GEO」(1022店舗)を上回る。
ゲオHDは1996年、当時大阪証券取引所2部上場でリユース事業を手がけるフォー・ユー(現セカンドストリート)を買収。これを足掛かりに総合リユース事業を本格化した。
ユナイテッドアローズ、「TABAYAホールディングス」に
ファッション・雑貨のセレクトショップ大手、ユナイテッドアローズは持ち株会社制への移行に合わせ、「TABAYAホールディングス」に社名を改める。
TABAYAは矢(ARROWS)を束ねた(UNITED)を意味するユナイテッドアローズの社名にちなむ。同社が経営理念に掲げる「日本の生活文化のスタンダードの創造」を踏まえ、和と美意識を表現したネーミングとしたものだ。
持ち株会社を司令塔とし、ファッションを中心とした既存領域での成長拡大に加え、アパレル以外の領域への進出を積極化し、M&Aにも機動的に取り組む。社名変更後も、「UNITED ARROWS」「BEAUTY&YOUTH」「green label relaxing」などの店舗ブランドの変更はない。