「100年企業」では日本甜菜製糖など5社が変更
業歴が1世紀以上に及ぶ「100年企業」の社名変更も今回5社ある。顔ぶれは創業が古い順に、藤井産業(1883年)、富士紡ホールディングス(1896年)、日本製麻(1918年)、日本甜菜製糖(1919年)、ホッカンホールディングス(1921年)。
その一つ、カタカナ表記の「ニッテン」に改めるのは製糖準大手の日本甜菜製糖。砂糖消費量の減少など事業環境が変化する中、食品、飼料、農業資材といった分野に事業の幅を広げており、新社名で成長加速を期す。
同社は明治政府の下、国内での砂糖自給体制の確立と北海道の開拓推進のために設立された。社名にある甜菜(てんさい)は北海道特産の砂糖の原料となる植物のこと。
富士紡ホールディングスは事業構造変化を踏まえ、カタカナの「フジボウホールディングス」に改める。同社では研磨材事業や化学工業品事業への経営資源の集中に伴い、祖業の繊維事業のウエートが15%ほどに低下している。
食缶大手のホッカンホールディングスは持ち株会社制を廃止し、2002年以来の「ホールディングス」を社名から外す。
イントラマート、独立でNTTデータを外す
ソフトウエア開発のNTTデータ・イントラマートは社名からNTTデータを外し、「イントラマート」とする。NTTデータが今春、持ち株比率を引き下げ、同社の連結子会社から関連会社となり、事実上独立したのに伴う。
NTTデータ・イントラマートは現在、東証スタンダード市場に上場するが、NTTデータに発足(1998年)した社内ベンチャーを母体とする。
ベンチャーキャピタル(VC)最大手のジャフコグループはローマ字の「JAFCO」とする。ロゴ表記と社名表記を統一し、ブランド価値の最大化につなげるのが狙い。
同社は1973年、国内VCの草分けとして日本合同ファイナンスの社名で発足。1997年にジャフコ、2020年にジャフコグループに改めていた。
文:M&A Online