旧村上系、サンケイリアルエステートにTOB
旧村上ファンド系の投資会社はどうか。シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)はヤマダホールディングスの株式を1.03%買い増して保有割合を8.36%に高めたとする変更報告書を提供した。
家電量販トップのヤマダは同業大手のエディオンと2027年10月をめどに経営統合する計画を進めている。
旧村上系は9月28日、上場不動産投資信託のサンケイリアルエステート投資法人(SRE)に対して非公開化を目的にTOB(公開買い付け)を始めた。旧村上系はSREの投資口29.9%(7月31日時点)を保有する。
SREをめぐっては今年1月から5月にかけて不動産業のトーセイがTOBを実施したが、応募投資口数が予定数に届かず、不成立となった。旧村上系がSRE投資口を買い進めたことがTOB成立を阻んだ要因とされる。
今度は旧村上系が自らTOBに乗り出す形となったが、1投資口の買付価格はトーセイが提示していたのと同じ12万5000円。
SREのスポンサー企業はフジ・メディア・ホールディングス傘下のサンケイビル(東京都千代田区)。旧村上系はフジ・メディアに対し、不動産事業への外部資本の導入などを求めてきた経緯がある。
香港オアシス、ニデック株を買い増し
香港投資ファンドのオアシス・マネジメントはニデック株を1.19%買い増して保有割合を7.97%に高めた。ニデック株の保有は3月に5%超となっていたが、同社株に関する変更報告書の提出は5月に続いて2度目。
オアシスは投資先企業に取締役の選・解任やガバナンス改善などを求める積極的な株主提案で知られるアクティビストファンドとして名をはせる。
モーター大手のニデックは不正会計や品質問題で経営が揺らいでいる。9月29日に同日付での岸田光哉社長の辞任を発表。翌30日には発表が延期されていた2026年3月期決算を開示し、6321億円の減損損失を計上した。
文:M&A Online