外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年11月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼30日(金)の為替相場
(1):日銀 政策金利を据え置き
(2):日銀総裁「政策の局面が変化している」
(3):ユーロ圏GDP 予想を上回る
(4):独CPI 4カ月ぶりに低下

▼30日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:レンジブレイクは想像し難い/ ▼注目の経済指標・イベント

30日(金)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
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期間:30日(金)午前6時10分~31日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀 政策金利を据え置き

日銀は予想通りに政策金利を1.25%に据え置いた。高田委員が1.50%への利上げ議案を提出したが他の8人が反対したため否決された。また、保有する上場投資信託(ETF)の売却ペースを従来の年間3300億円程度から8600億円程度に引き上げることを全会一致で決定した。同時に公表した展望リポートで来年度のインフレ見通しを上方修正した上で、今後の金融政策運営について「基調的な物価上昇率が2%の『物価安定の目標』と概ね整合的な水準となるなか、現在の金融環境が緩和的であることを踏まえると、経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えている」とあらためて表明した。

(2):日銀総裁「政策の局面が変化している」

日銀の植田総裁は金融政策決定会合後の会見で、一時的な変動要因を除いた基調的な物価上昇率が目標とする2%に到達したとの認識を示した。その上で、これまでは基調物価を押し上げる目的で緩和的な金融環境を維持してきたが、「政策の局面が変化している」として、今後はインフレ加速を避けるために利上げを模索する考えを示した。また、次の利上げ時期については「次回会合を含めて毎回の決定会合で判断していく」として12月の追加利上げに含みを持たせたが、今後の利上げペースについては「前もって、何カ月に1回と申し上げられるものではない」と言明を避けた。

(3):ユーロ圏GDP 予想を上回る

ユーロ圏7-9月期域内総生産(GDP)・速報値は前期比+0.4%と市場予想(+0.2%)を上回った。これより前に発表された独7-9月期GDP・速報値は前期比+0.2%だった(予想+0.1%)。

(4):独CPI 4カ月ぶりに低下

独10月消費者物価指数(CPI)・速報値は欧州連合(EU)基準で前年比+2.8%に伸びが鈍化(予想+3.1%、前月+3.3%)。前月比では-0.1%と4カ月ぶりに低下した。