リクルートホールディングス <6098> は14日、オーストラリアの人材派遣会社であるチャンドラー・マクロード社とピープルバンク社を買収すると発表した。2社ともにオーストラリアの同業種大手。買収額はそれぞれ289億円と71億円で、合計は約360億円に上る。チャンドラー社は4月、ピープルバンクは1月中に全株を取得する見込み。
チャンドラー社は1959年に設立され、14年6月期の売上高は約14億円1300万豪ドル(約1330万円)。一方のピープルバンク社は2007年に設立され、同5億2200万豪ドル(約490億円)。国内ではそれぞれ2位と5位のシェアを誇っている。
同社は海外におけるM&Aを積極的に展開していく方針を掲げている。峰岸真澄社長は以前のインタビューで、「株式公開で1000億円を資金調達し、借り入れも含め中期的に7000億円の投資余力ができることを示している。1案件で数十億円から1000億円以上のM&Aができるようになる」と語っていた。
リクルートにとって2014年10月の上場以来、初めての企業買収となる。
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