量で勝負のふるさと納税「お米」
肉類に続いて、こちらも人気が高い米と高級フルーツでもコストパフォーマンスが高いものを挙げてみよう。
日本は全国が米どころと言って良いほど上質な米が各地で生産されており、ふるさと納税の特典でも大半の自治体がラインナップに含めている。そのため、コストパフォーマンスで比較しやすいのは量だ。福島県湯川村は3万円以上の寄付で60kgもの米がもらえるので、コストパフォーマンスではトップクラス。岡山県吉備中央町、長野県阿南町でも3万円の寄付で60kgという同様の特典を設けているため、この3自治体がトップだ。なお、この両市は1万円で20kg、2万円で40kgという段階的なコースも設けている。
ブランドで勝負のふるさと納税「フルーツ」
高級フルーツは種類が多いため同列に比較するのは難しいが、希少性という要素を加味すると北海道当麻町のでんすけすいかが注目に値する。流通量によっては高額で取引されることもあるスイカを1万円の寄付で1個もらえるのは価値が高い。果物の生産が盛んでブランド品も多い山形県天童市では、1万円の寄付で人気のリンゴの品種であるサンふじ10kgがもらえる。A級品の選別から漏れたリンゴであるとは言え、自家消費すれば同じなのでコストパフォーマンスが高い。さらに同市は全国的なさくらんぼブランドの佐藤錦を提供も開始をしている。
ふるさと納税のコストパフォーマンスはますます良くなる
過熱化しているとの指摘もあるふるさと納税の謝礼品は全国的な競争となっており、今後は和牛や豚肉、高級フルーツなどの中でもブランド品の導入が進み、さらにコストパフォーマンスが高くなると見られている。 (ZUU online編集部)