2月20日、武田薬品工業 <4502> はロンドンのクイーンメアリー大学と消化器疾患領域において、新薬を創出することを目的とした共同研究契約を締結したと発表した。 消化器疾患には、未だ病態がほとんど解明されておらず、十分な治療がなされていない疾患が数多く存在している。

クイーンメアリー大学の神経消化器グループは、脳−消化管の相互作用および消化管運動に注目することで消化管機能の神経筋による制御について解明することを目指しており、本共同研究では、主に機能性腸疾患や消化管運動障害の原因となる消化管の知覚と運動メカニズムに着目して研究を行う。

クイーンメアリー大学医科歯科学部は、消化器疾患領域において世界をリードするトランスレーショナル研究施設と高い専門性を有しており、同社は今回の共同研究により画期的な医薬品の創出と新たな治療法の開発を加速させたい考え。

クイーンメアリー大学は、英国におけるトップクラスの大学のひとつであり、150 ヶ国以上から集まった 20,260名の学生が在籍する、ロンドン大学の最大級の機関のひとつで、イギリスの大規模研究型大学24校で構成するラッセルグループの一員。直近にイギリスで行われた研究の質に関する調査において、同大学は9位にランクインしている。同大学の年間の収入は3億5000万ポンド(日本円で約637億円、1ポンド182円換算)、研究に関する収入は1億ポンド(日本円で約182億円)となっている。

(ZUU online)

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