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(写真=Thinkstock/Getty Images)

「ミラバケッソ」という印象的なフレーズのCMで知られるクラレ <3405> の第3四半期の決算が2月16日に発表され、経常利益が微増となった。原油価格の下落に伴う業績への影響はない。

売上高4,114億円(前年同期比21.0%増)、営業利益403億円(前年同期比5.4%増)、経常利益401億円(前年同期比4.5%増)、当期純利益213億円(前年同期比7.9%減)となった。なお、今回から会計年度が変更となり、決算日が3月31日から12月31日となり9カ月間の決算となっている。

クラレの主要5つのセグメントの内、樹脂(ビニルアセテート)の売上が全体の53%と圧倒的比率を占めている。同セグメントの主力商品、『ポバール』と『エバール』の世界シェアは70%にも及んでいる。売上高は2190億円(前年同期比36.3%増)だが、営業利益は357億円(1.4%減)。特に液晶パネルに使用されているポバールフィルムが、液晶の大型化と数量増で事業に貢献した。

もう一つの主力商品であり、合成ゴムの材料として用いられる『イソプレン』の売上高は447億円(前年同期比6.4%)と微増であったが、営業利益は487億円(前年同期比23.7%増)と好調だった。材料を活かして商品化された『セプトン』はゴムとプラスティック両方の特長をもった樹脂として事業に貢献している。また耐 熱性ポリアミド樹脂(ジェネスタ)はLED反射板や自動車関連にも使われており順調に推移した。

同社の中期計画では2018年に1兆円の売上高が見通せる計画。具体的には2012年に発表されたGS-Ⅲ計画では2014年に売上高5500億円、営業利益850億円を目指していた。今回決算は9カ月の変則であったが、前年までの3月期までの補正予測でみると売上高4135億円、営業利益495億円であり、中期計画には到達していない模様だ。

(ZUU online)

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