2015年3月18日、海外投資家向けに国内不動産投資情報を提供する株式会社世界が、台湾最大の投資・金融情報サイト「台湾cnYES」を運営する鉅亨網(ジーハンワン)と業務提携することを発表した。

世界は、台湾投資家と日本国内の不動産情報をマッチングする支援サイト「日本不動産投資情報」を運営、中文繁体字で提供している。同サイトの会員数は3万人を超えており、2014年の販売実績は10億円となっている。

今回の提携により、株式会社世界が保有する日本国内の不動産情報を、鉅亨網が「台湾cnYES」を通じて獲得している中国大陸・台湾・香港の100万人の投資家へと提供することが可能となる。また、現地でのセミナー企画などにおける総代理店契約を締結した。

近年、中国本土の経済成長に牽引され台湾国内の不動産価格が高騰していることに加え、円安や2020年に控える東京五輪に向けた日本国内の地価上昇、親日志向の要因から日本の不動産投資への注目が高まっている。こういった背景を捉え、日本国内の物件情報を台湾投資家へ効率的に流通、投資を促進することを目指す。

世界は今後の計画として、2017年までに物件取扱い総額100億円を目指すとし、国内不動産会社や不動産ポータルとの協業開拓や台湾で培ったノウハウを他国へと横展開する予定。他国の候補として、ドバイに注目しており現在調査中とのこと。 (ZUU online 編集部)

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