2014年10月9日に東証1部で公開された「すかいらーく」社のIPO株は、公募価格1,200円に対し初値も同じく1,200円の値をつけた。一時は公募価格比2.4%高の1,229円を付けた後は売りが優勢となり、終値は1,143円であった。
すかいらーくの事業内容
2006年に上場を廃止して以来8年ぶりの再上場となった「すかいらーく」社はファミリーレストラン「ガスト」や「バーミヤン」などを全国に展開する企業である。初値による時価総額は2,300億円と、日本マクドナルドに次いで2番目に大きな規模の外食産業となった。国内では3,000店舗を抱え、今後は中国や台湾にも店舗を展開していく計画を立てている。
すかいらーくの業績
2012年 12月期 | 2013年 12月期 | 2014年 (見通し) | |
売上高 (百万円) | 329,685 | 332,484 | 337,860 |
経常利益(百万円) | 17,345 | 22,563 | 20,870 |
当期純利益(百万円) | 8,497 | 11,800 | 16,387 |
純資産額(百万円) | 304,397 | 306,892 | ー |
1株あたりの純資産額(円) | 36.86 | 37.29 | ー |
EPS(1株あたりの純利益額)(円) | 36.86 | 37.29 | 49.53 |
13年12月期の連結業績は、売上高が前期比0.8%増の3,324億8,400万円、営業利益は30.1%増の225億6,300万円。EPS(1株あたりの純利益)は37円29銭となっている。
14年12月期の連結業績見通しでは、売上高が前期比2.3%増の3,376億6,000万円、営業利益は4.1%減の216億4,200万円、EPSは49円53銭を見込んでいる。今後の業績がどこまで伸びるかは、飽和状態の外食産業で一段成長できるかにかかっているといえる。
【関連記事】
IPOとは?(新規公開株とは?)
IPO当選確率を上げる方法とは?
IPO初値予想の重要性と注目ポイント
IPO(新規公開株)ならどのネット証券会社が優位?
勝率9割超えの年も?人気のIPO株に非課税で投資する方法
もらえる株主優待を倍にし、IPO当選確率をあげる裏技