大きなきっかけとなったグーグルによるSEOのアルゴリズム改変

検索エンジンで圧倒的なシェアを誇るグーグルは、従来のSEOを大きく見直し、消費者にとって意味のあるコンテンツを提供するサイトを、より上位に掲載するようにしている。

そして品質の低いコンテンツは、検索上位からあっさりとはずされてしまう。通り一辺倒のコンテンツは上位にランクされなくなり、また頻繁に更新されることなくアリバイ的に設置された名ばかりのコンテンツは、逆にウェブサイトの評価をさげるリスクになってしまう。

つまり消費者から見て本当に意味のあるコンテンツこそが、検索エンジン上でも重要なファクターになっているのだ。よってコンテンツマーケティングを行う上では、SEOを意識する必要があるのだ。


顧客視点で真に価値あるコンテンツを制作することが急務

コンテンツマーケティングの時代では、本当に顧客に意味のあるコンテンツを提供できるかどうかが、大きなポイントになってきている。

創業からわずか13年で33億ドルに規模を拡大したことで注目されているオーストリアのソフトウエア企業Atlassianには、営業マンが1人もいないという。そのセールスの大きな原動力は、ネット上の口コミによる評判である。製品に関するあらゆる情報をウェブ上で完全に把握できるよう徹底することで、営業マンなしでも売上の拡大を実現しているのだ。

インターネットの普及によって、顧客とのコミュニケーションが一方向から双方向になった現代だからこそ可能なマーケティング手法であるコンテンツマーケティングは可能性に今後も期待である。(ZUU online 編集部)

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