本業回帰とM&Aのバランスが勝負の分かれ目

ローソン全体の業績は悪くはないが、他のコンビニと同様に既存店の業績は芳しくない。ただし買収した高級スーパーの成城石井や、医薬品を扱うコンビニ、原材料や食品添加物にこだわったナチュラルローソンは好調だ。とくに医薬品を扱うコンビニの業績がよく、ドラッグストア大手のツルハホールディングスと提携したことで、今後3年で医薬品を扱うコンビニを100店舗出す計画だという。

登録販売者の資格が必要ではあるが、他のコンビニも同様に医薬品を扱う店舗を増やすことが予想される。コンビニとしての本業を固めるなかで、成城石井を買収したようにM&Aに資金を振り向けていくか、つまり本業回帰とM&Aをどうバランスしていくか、それが勝負の分かれ目の年となりそうだ。(ZUU online 編集部)