リコーサイト画面 (写真=ホームページより)

リコー <7752> は5月18日、圧力や振動を加えることで発電する新しい柔軟材料「発電ゴム」を開発した、と発表した。柔軟性の高いシート状でありながら、セラミックス圧電材料と同じような高い発電性能を有するという。

発表資料によると、セラミックスを使った圧電材料は圧力・振動センサーなど電子部品として普及しているが、壊れやすい、鉛を含む、重いなどの課題もあるという。今回開発した「発電ゴム」は数百万回の負荷試験でも性能劣化しないなどの耐久性を持つ。また、発電性能でもセラミックス並みの機能を持たせることができた。ほかに、セラミックスに比べて高温加工が必要でない、などの特徴もある。

このことから、「発電ゴム」は柔軟性と高出力、加工性などが高く、多方面への応用に期待できるという。リコーは発表資料で「センサーをはじめとする多方面での活用に向けて、技術の実用化開発を進める」としている。(ZUU online 編集部)

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