ロンドンに本社を置くマーケティング会社、ユーロモニター・インターナショナルは「海外旅行人気都市トップ100ランキング」を発表している。同社は、1972年に創立された会社で、世界的規模でライフスタイル、人口構成、社会経済的データなどの調査を行っている。

同社が発表している調査レポートは、世界各地の都市ごとに、政府統計や空港への到着者数など多様な旅行データを1年以上かけて分析した結果によるものだ。今回はその中のベスト10を紹介する。

第10位 パリ(フランス)

欧州エリアでも定番の古都、しかも現代でも常に進化し続けているのがフランスのパリであり、安定的な人気を誇っていることがわかる。とくに文化的な側面で実に多彩なものに触れることができる魅力は欧州圏でも随一だろう。

第9位 アンタルヤ(トルコ)

アンタルヤは日本人には馴染みが薄いがトルコを代表するリゾート地としてすばらしい景観に恵まれている。ローマ帝国、ビザンチン帝国、セルジュク朝のころからの歴史的建造物も多く、独特の雰囲気を醸し出している地だ。

第8位 ニューヨーク(アメリカ)

先進国の都市でもっとも刺激的、かつエキサイティングな時間を過ごせるのがアメリカのニューヨークだ。相変わらずコンスタントな人気を誇り、8位にランクインしている。ショッピングやショービズの世界でも他の都市にはない魅力を堪能することが可能となっている。

第7位 深セン(中国)

深センは35年前まで香港の反対岸にある小さな漁港だったが中国初の経済特区になって以来、海外からの投資と起業により、今や一大都市として成長している。それだけに観光で訪れても楽しめる街であり、ある意味では上海よりも洗練された都市として高い人気を誇っている。

第6位 クアラルンプール(マレーシア)

今東南アジアでもっとも成長著しい街がマレーシアのクアラルンプールだ。数年間訪れていない人にとっては驚くほど街の開発が進んでいると感じるだろう。アジアでは観光を楽しめる街として急激に成長している。