格安居酒屋を展開する鳥貴族 <3193> は6月5日、上場後1期目となる2015年7月期の3Q決算を公表し、前年同期比で約40%増となる営業益を計上するなど、順調に事業を展開していることを明らかにした。

発表によれば、同社の3Qの経営成績は、売上高が約133億2900万円となり、前年同期比で24.6%の増。営業利益は約7億8600万円となり、前年同期比で38.1%増と4割近い伸びを示した。さらに、経常利益でも約7億8100万円(前年同期比17%増)、純利益が約3億8800万円(前年同期比2%増)などとなった。

同社はこうした好調な業績を示した理由として「新規出店による店舗数の増加および既存店売上高が好調に推移したこと」や「前事業年度において営業外収益として計上した協賛金収入を契約の変更に伴いリベートとして計上したこと」などを列挙。結果的に良好な四半期決算を公表したことや、順調に事業を展開していることが改めた示された格好だ。

ただ、同社は併せて市場環境については「円安等による原材料価格の高騰や、それに伴う生活必需品の価格上昇などにより個人消費は低迷する状況が続き」「食の安心・安全に対する消費者意識が一層増し、原材料価格やエネルギーコストの上昇、人手不足による人件費の高騰及び人員確保リスクの増大」と競争の激化など厳しい状況にあるとしており、今後の経営推移を含めて注視する必要もありそうだ。(ZUU online 編集部)

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