確定拠出年金(401k)の問題点も!

今回提出された確定拠出年金法の改正法案が成立、施行されれば、確定拠出年金の普及拡大に弾みがつくだろう。その一方で問題点もある。

確定拠出年金は、給付額が運用の成果によって異なる。加入者が自らの制度加入や運用状況について把握していなかったり、運用商品の選択が難しいと考える加入者が多く預貯金などの元本確保型商品に運用商品の選択が集中しているといった問題点が顕在化しているのだ。

長期間の運用であるからこそ、どの金融機関を選択するのか、そしてどのような運用方法を選択するかにより、コストも含め将来の運用成果に大きな影響を与えることとなる。

よりよい成果を生むためには、制度の充実と並行して、加入者の資産運用に関する知識をより向上させることが必要である。現在、『配慮義務』とされている継続投資教育を、改正法案では『努力義務』とすることで位置づけを重くするとされている。しかし、加入者自身が積極的に投資スキルを磨くことが何より重要ではないだろうか。(ZUU online 編集部)

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