不適切な会計処理をめぐる問題で東芝 <6502> は16日、「合計3000億円台の損失計上を想定していることがわかった」とする同日付の一部報道を、同社が発表したものではないとした。第三者委員会の調査内容を把握しておらず、連結財務諸表や財務諸表に与える影響額も確定していないという。
報道は「営業利益の減額修正に伴う損失に合わせて、半導体関連設備の減損処理、利益縮小に伴う繰り延べ税金資産の取り崩しなどで、合計3000億円台の損失計上を想定していることが分かった」という内容。
同社では第三者委員会から調査報告書を受領次第、内容を開示して経営責任などを明確にしていく。各年度の減価償却費、税金費用等が変更になる可能性があり、過年度の決算訂正、2014年度の決算予想については、必要な修正処理を行ったうえで金額確定後、速やかに開示するとしている。(ZUU online 編集部)
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