アンゴラの首都ルアンダが3年連続で最も物価が高い都市となった。相対的には物価が安いといわれているのだが、インフラや物資が整っておらず、輸入品や安全な住環境に関するものは非常に高価なため、駐在員にとっては高い生計費となる。主要品目で特に高かったのはマンション賃料(外国人向け)の月6,800ドル、ジーンズ1着約247.53ドル、ファーストフードのハンバーガーセットにいたっては約17.14ドルという桁違いの高さとなっている。

トップ10にランクインしていない米国だが米ドルがほかの主要通貨に対して上昇したことにより、各都市で大幅に順位を上げた。それでも最も順位が高くて16位のニューヨークである。反対に欧州各地域は対米ドル価値の下落で順位を下げた都市が多かった。物価の高いロンドンは変わらず12位。パリは46位だった。インフレが進む東京は昨年より4つ上げ11位に。

逆に海外駐在員にとって最も物価が低い都市は、ランキング最下位のキルギス・ビシュケク(207位)、ナミビア・ウィントフック(206位)、パキスタン・カラチ(205位)となり、昨年と顔ぶれは変わらなかった。(ZUU online 編集部)